癒しとは、とてもシンプルです。通り過ぎていく思考に囚われることなく・・思考が通り過ぎていくことを・・ただただ観ていくことにあります。このただ観るという役割を、自分ができるかどうか、が第一の砦となります。この技を習得すると、人生に平安が訪れるようになります。今日はこのやり方を書きたいと思います。
例えば、ヒーリングセッションの場を、イメージしてみてください。クライアント(受け手)と、ヒーリング提供者(観察者)2人によって、場が創造されていると仮定します。クライアント(ヒーリング受け手)は、感情的な痛みを持っています。もしくは思考の整理をしたいので、ヒーリング提供者の前に現れました。その日の、その場の、最終目的は、感情的な痛みを手放し、元となった思考や思い込み、被害妄想を手放すことにあります。そして幸せになる選択をし、自分のために行動を起こしていく事です。ヒーリングの受け手は、何かに執着していたり、過去の痛みも抱えています。イライラ、ムカムカしているかもしれません。もしかしたら、本当は、過去のトラウマが原因かもしれません。自分自身を解放したいのかもしれません。自分の人生をはじめる為に勇気が欲しいのかもしれません。止まった時間を進める為に、自分を立ち上がらせたいのかもしれません。様々な状況を抱え、この場が成立しました。ヒーリング提供者(観察者)はその状況を理解し、受け手の話を聞きながら、受け手に向かって問いかけて、受け手の話を整理し、受け手に癒しが起こるためのヒントの言葉を伝えていきます。受け手はその言葉を受け入れていき、どんどん気づいていきます。ヒーリング提供者(観察者)はその様子をただただ観察をしていきます。そして、癒しは起こります。
ヒーリングセッションを受けた事がある人はイメージしやすいかもしれませんね。そして、私が今日伝えたいことは、2人(両者)で成立した上記の場面を、1人2役でやってみよう!ということです。2役ができるようになると、クライアント(自分の痛み)を深く理解する事ができて、更に観察者としての資質もグングン育っていきます。自分を観察する事ができたならば、そこに気づきが在るので、癒しが起こっていく・・・という事を、深いところで体験する事ができるようになります。
クライアント(受け手)と、ヒーリング提供者(観察)の両者の役割を、1人で全部(2役を)のやり方は、簡単です。クライアント(自分)の話を自分が観察しながら聞き、クライアント(自分)の話を自分が整理し、クライアント(自分)の悩みに適切な言葉をかけ、観察し続けていきます。観察し続けていると、気づきが起こってきます。観察者の役割は、ただただ見守ることにあります。内なるヒーラーも自分の中にいるのです。
ヒーリングとは、そこに在る(既に在る)愛と繋がるという意図に過ぎない
何かに囚われていると、気づきは見えなくなってしまいます。まるでどこかに、鍵が隠されたかのように。いつの間にか入ってしまった暗くて冷たい部屋から出る事ができない状況です。もしかしたら、迷路のような感じかもしれません。そして、ふと、我に返り考えます。”どうしていつも、私は、このパターンを何度も繰り返すのだろう・・”と。でも、本当は既に知っているんですよね。大いなる自己は全部知っているんです。ここを越えるのだ、ということも知っている。深いところではなんとなく理解している。でも、マインドは、自分がキチンと分かるように、理解したいのです。そして時々暴走をします。鍵はどこ!?(愛はどこ!?)と叫びながら、鍵を探す(愛を探す)体験をします。でも鍵はいつもそこに在ります。常に愛はそこに在ります。
気づきは、愛
ここで、”(知識として)愛を知っている”ということ”と 愛を体現している”ということには、違いがあるのだと思うのです。真の霊性(スピリチュアル)が、”愛の体現”だとしたら、地球で肉体を持っている私たちの最高目標は”人を愛する”なのだと思うのですね。そしてその前に自分に愛の眼差しを持つ事が先決となります。自分に愛の眼差しを持つ事ができた時、初めて、人の中にある愛に気がつけるのだと思うのです。愛の体現とは、そこに気づきが常に在る、ということです。呼吸のように、そこに在る。ここで大切なことは、瞑想やエネルギーワーク の時に気がつけるのではなく、”日常の生活の中で常に気づける””日常の中で愛を体現している”ということです。それこそが”目覚め”なのだと思うのです。気づけば、癒しが起こる。その為に、気づく習慣を持つ。観察して、気付ける客観性を持つ事が大切だと。
どんどんシンプルに、より簡単に、誰でも、どこでも、何も使わず、この瞬間、愛で在りたい人の為に、心の平安と繋がる方法を文章や動画でも提供していきたいと思っています。これは私の愛の体現の一つです。どの人も、幸せになる選択をする事ができますように。最高の自分で最良の人生を歩めますように!
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