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分離感が加速した時の対処法(呼吸と一つになる)

自分を救い出せるのは、自分だけ

過去において、どんな自分であってもどんな幼少期であっても、最高の自分になり、最良の人生を歩むことは可能です。サバイバルな人生だった人にとっては”最良の人生”にたどり着く道は、困難に思えるかもしれませんが、過去も今も、絶えず光のメッセージはこの瞬間に在りますので必ず道は開けます。しかしながら、人生のどこかで暗闇を味わった場合、自分や誰かを責め立てる声の方が脳内では大きく響き渡り、内なるメッセージがかき消されてしまいます。”誰も私を救ってくれない””自分は見捨てられた””私を理解してくれる人はいない”と感じた経験もあるかもしれません。過去に置き去りにした自分は、絶望を味わったまま今も時を止めて存在しており、その自分を救い出せるのは、究極的には自分だけになります。自分で自分を救い、自分を見捨てずに、自分の気持ちに寄り添うしか、方法はないのです。

人生のある地点において、誰かに救われたいほどの絶望を味わう経験は、どの人にも起こり得るものです。どうして自分の人生にこのような事が身に降りかかるのだろうと、神のような存在を非難したくなるでしょう。この記事はその時の悲しみを否定するものではありません。その時、誰も助けてくれなかったと思えてしまうことは人間の心理として当然だと思うのです。そして自分すらも、その状況から逃げ出したいほどの痛みだったと推測できるので、解離した自分のある部分が、助けて助けてと自分に向かって叫んでいるのです。

誰も私を助けてはくれない(愛してはくれない)という信念(思い込み)があると、”自分を助けてくれる誰かを求め続けるけれど、その人は永遠に現れない。もし現れても結局自分は見捨てられ、誰も自分を理解する人はいなかった”もしくは、”自分を愛してくれる誰かを求め続けるけれど、その人は永遠に現れない。もし現れても結局自分は見捨てられ、誰も自分を理解する人はいなかった”という人生になります。

自己無価値感、後悔、無力感、罪悪感

自分を癒す過程で、潜在意識のレベルでは、幸せに満ち足りる自分を許せず、自分を責め続けて、絶望の淵にまで、自分を追い込む方もいます。まるで魂が引き裂かれたかのような、痛みと共に生きている方もいます。誰かと比べて、自己嫌悪に陥ったり、自分自身を信じられなかったり、自分の存在自体を許せなかったり、自分の過去を許せなかったり、後悔、無力感、罪悪感等、自分を許せない、という感情には多岐に渡ります。自分のことを許せないので、満たされている自分より、満たされていない不完全な自分であるべきだと無意識レベルで感じてしまう。自分は許されない存在なので、永遠に幸せになってはいけないという禁止を自分に課していきます。自らを牢獄の中に閉じ込め、もうここからは出れないよ、と牢獄の鍵を持っている自分が言い、刑期が終わるまで、そこから出ることが許されないのです。

”自分を許せない”という状況は、あらゆる面で、分離感を加速させます。幸せになることは許されないので、牢獄の中で自分を虐め続けます。自分を罰し続け、精神的な問題、肉体的な問題、感情的な問題を引き起こし、現実としてその問題は自分では対処できなくなる程大きくなる場合もあります。やがてはそれらの全てを、自分の肉体が引き受けていくのでしょう。自分を責めれば責めるほど、自己信頼感が薄まり、自尊心が傷ついていきます。その反面、誰かに救いを求め、助けてください、許してください、と対人関係で”私を助けて”のドラマを加速させていきます。自ら”幸せ”から遠のくような、全てが裏目に出てしまうような選択をするようになります。例えば、本来は、自分が自分を許す、ことが1番初めの段階ですが、自分で自分を許すことができないので、無意識レベルで誰かを怒らせて、”許してください、ごめんなさい”のドラマのシナリオが繰り返されます。そして、自分を責め、更に罰していきます。実は、自分を助けてくださいの叫びの下には、自分を無条件に神のように愛してくださいという叫びも隠れています。

自分を許せないと、許してくれる誰かは、永遠に存在しない。

自分を許せない人は、自分が怒らせてしまったと思う人から(もしくは全く別の人から)、根源のような光で、一生分背負った痛み、全てを許されることを他者に、乞い願います。とにかく救われたい。とにかく許されたい。とにかく楽になりたい。とにかく助けてほしい。もうこれ以上傷つくのは嫌なので、自分を傷つける人には近寄れません。だから慈悲深い人、優しい人、自分に愛をもたらせてくれる人に、それらを求めるようになります。スピリチュアルや高額な講座、波動商品などに高いお金を払い、”自分の思考を変えることをせずに、効果がなかった”という経験も重ねている事が特徴の一つです。本来は自分の中にのみ、癒しと許しの光と繋がる決定権があります。他者に求めれば求めるほど、外側に求めれば求めるほど、分離感は増していきます。

そうであっても、慈愛の人の愛に触れると、その傷は、少しだけ救われた気持ちになります。その瞬間、自分を許せます。視点が高くなる事で、はっと何かに気がつけるのです。気づきは、魂レベルのメッセージかもしれません。そして癒しが起こります。私がヒーリングやカウンセリングを10年行っていきた経験で言うと、ここで前者と、後者にわかれます。前者は(その瞬間、自分を許し、気がつけたので、そのまま自分を許し続ける選択を選ぶ人)と後者は(その瞬間は気がつき、メッセージを受け取り、自分も他者も許せた気持ちになったけれど、時間が経つと、再び自分にイライラしている事に気がつき、自分を許せない人)。前者はどんどん楽になり人生に変容を起こし、自分を縛り付けていた全てを解き放ち、自由を得ていきます。後者は何度も何度も過去を振り返り何度も何度も同じテーマを話します。無意識レベルでは救われる事を許せないのかもしれませんね。その状態はとても苦しいです。自分を責めることで、霊的な扉を自ら閉じて、暗闇の中にどん!と落とされたような気持ちを味わうことで、助けて欲しい、許してください、というドラマがまた繰り返されます。本当は、誰かからの無償の愛と永遠のサポートを求めているのかもしれません。それはもしかしたら、親への思いなのかもしれません。

確かに、誰かの愛に触れることで、もう自分を許してもいいんだ、と思えることはあると思います。ですが、他人に、自分を、許してもらうのではなく、”自分が自分を許す”という根底からズレる度に、真実から遠ざかってしまうのです。ヒーリングやカウンセリングで起こる現象は、”慈悲と慈愛”ですから、それでも、根気よく伝えるでしょう。あなたの中に光があるよ、あなたの中の光と繋がってね、と。そして2個目の特徴としては”自分は闇のエリアと繋がっているかもしれない・呪われているかもしれない”と本人が言うことです。繰り返し伝えられたメッセージであっても、自分が自分を許さない限り、魂の奥深くには届きません。受け取れません。自分を許せない人が、許されないドラマの中での主人公であり続ける限り、他者の中だけに、光を見出すことになります。

自分を許せない原因を探ってみよう。

私は、一貫して”自分で自分を癒すこと” ”自分で自分を許す”ことを伝えています。他者を許せなくてもいいから、まずは、その状況に陥った自分をそうね、と。自分に許しの許可を自分が与えない限り、何もかも(スピリチュアルなヒーリングも、高額な講座も、クリスタルも、自己啓発の本も、)いっときの鎮痛剤に過ぎず、心の傷は何度でも痛み、繰り返すほどに、対人関係も乱れていき、人が離れ、傷が深く、化膿していくのです。

さて、自分で自分を許すことができないのはなぜなのでしょうか。もしかしたら自分に当てはまるのかも、と思った方は、自分の幸せを許可できない理由、自分を許せない理由を書き出してみて欲しいのです。直感に従って正直に書いてみましょう。自分への正直さこそが、このワークの鍵になります。もう自分に嘘をつくことだけはやめましょう。自分を罰する理由は何でしょうか?自分を許さないことで何を得ているのでしょう??その中に幼少期に与えられた親の信念のようなものはありませんか?そして、自分を責めている時、潜在意識の中で、誰かを責めていませんか?何を責めているのでしょう?

分離感を癒すとは、今を生きること。

分離感を癒す、第一段階は、”自分を許すこと” です。そして、自分を許せないという状況は、過去に引っ張られているということです。過去を見続けて、今この瞬間の生(せい)を生きていない。今を生きるとは、何もがむしゃらに努力を重ねるという意味ではありません。ありのままのあなたで、リラックスをして、肩の力を抜いて、目覚めながら、ただただ自分と共にいる、という技術です。今を生きている事ができないと、分離感が増していくのです。分離感が増せば、過去の自分と繋がり続け、過去の誰かを責めたり、過去の状況を責めたり、後悔を何度も味わい、悔してく悔しく仕方がなかったり、怒り狂いそうになったり、大きなことをしでかしてしまった罪悪感に打ちのめされたり、感情のジェットコースターと共に、どっぷりと今ではない、(過去)のトラップにハマってしまうのです。 でも、本当は、心のどこかで、わかっているはずなのです。どの人も、今この瞬間、根源の光と繋がることが可能だってことを。今までにもそれらを体験してきたはずなのに、それらを知っているのに、なぜ、何度も繰り返してしまうのだろう。なぜ、今を選択できないのでしょう?何かをきっかけに、脳内で暴れだす見えない何かと戦い続け、怒りや、恐怖、苦しい感情を味わうと、呼吸が乱れていきます。苦しくて、いっそ過去からも逃げ出したくなります。実は、(逃げ出しなくなるような過去)がトラウマとして、記録されていて、その記録に何度も何度もアクセスをすることで、痛みを感知するのですが、痛みは恐怖を感じさせるものであるので、心と身体を切り離し解離させ、現実面での問題もどんどん大きくなっていきます。やがては大切な家族、愛する人にまで、その痛みの波及が及ぶようになり、現実も怖いという状況になる場合も。現実間が薄れていく中で、自分が今、生きているということを体感させてくれる人や、今という瞬間に連れ戻してくれる人に頼るようになります。溺れている状況では、自分の痛み苦しみにだけにフォーカスされているので、ただただ楽になりたい一心で現実をなんとか凌ぐことに、取り憑かれていきます。問題にフォーカスすればするほど、痛みは増していき、対処しようと思えば思うほど、問題が大きく見えてくるようになります。そしてどうすればいいの、と困り果てる。

時には逃げてもいいし、誰かに頼ってもいいと思うけれど、自分から逃げれば逃げるほど(誰かを頼り、誰かに何とかしてもらおうと)依存に傾いていくことで、誰かとの距離が潜在的には、離れていきます。どんなに愛の人と出会っても、(自分が自分)との距離があると、(自分と相手)との間にも同じだけ距離ができるのです。

呼吸で整える

パニックに陥ってしまう方、感情が暴走してしまう方、不安で押し潰されそうになり、なりふり構わずに、”誰か、私を助けてください!”という症状がでたら、それは分離感ですから、(いや、その症状が出る前に)まず、呼吸をしてください。息を、吐き出してください。吐くが先です。呼吸がコントロールできれば、人生をコントロールすることが可能です。少なくても10秒、深い呼吸で、自分に時間を与えてください。自分に属しないエネルギーを、自分が吐く呼吸によって、全て吐き出すのです。10秒与えることができたら次は、1分、自分に時間を与えてください。ゆっくりと吐いてください。今、この記事を読みながら、チャレンジしてみましょう。さぁ、吐いて、身体に任せて、自然と息を吸い込み、頭の中がどんどん空っぽになるイメージを持ちましょう。脳内にあるガラクタを捨てていきます。ストレスも解放されていきます。あなたを制限しているもの全て、解放していいのです。呼吸でそれが可能です。さぁ、吐いてー。吸ってー。吐いてーーー。吸ってーーーーー、吐いてーーーーーーー。不安で増長させ、自分以外の他人を悪者にしたてあげ、自分が虐められているという考え方を手放してください。その考えはいつからのものですか?気がつけたら、手放せます。あなたの中にあるパワーにアクセスをしましょう。選択をしてください。不要なその考えを今、呼吸と共に吐き出しましょう。吐いて。吸って・・・吐いて・・・・・・・。今を生きるために、意識的に、呼吸をしましょう。この記事を読みながらも深い呼吸をしてください。瞬間を味わってみましょう。脳内に長らく設置された、”自分を苛め続ける牢獄”から、自分の意思で、出てください。落ち着いて、呼吸を身体中に巡らせていきましょう。呼吸こそが、生(せい)です。何かを急激に変えようとしないで、誰かに頼らないで、ただただ自分の体で、呼吸をしてください。自分にしかそれは出来ません。自分の中にあるエゴに過剰反応する癖を手放しましょう。呼吸と共にあれば、それらがスルスルとリリースが可能なのです。何も難しいことはありません。簡単にできるのです。さぁ、吐いて。吸って。・・・・・

ね、呼吸をしていたら、そろそろ落ち着いてきたでしょう??どんな問題も、必ず終焉を迎えます。ただただ、自分をみてください。そして気がついてください。脳内で、何かを分析するのを、やめましょう。誰かのエネルギーを読むのではなく、自分の状態をただただ知ってください。ただただ呼吸をして、ただただ受け入れる。肉体を信頼し、命を信頼しましょう。誰かのために、呼吸をしてあげることはできません。自分のために、呼吸をしてください。そして、落ち着いてください。常に落ち着きを自分に与えてください。呼吸で自分自身と調和してください。自分であってください。そのドラマや痛みから目覚めたら、この瞬間から、自分の人生を始めることが可能です。呼吸で落ち着いたと感じたら、意識を丹田に(おへその下)納めていくイメージを持ちましょう。お疲れ様でした♡

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