心の痛み、傷が引き起こす影響

過去の傷傷やトラウマがある場所を無意識レベルで、否定したり、平気なふりをしたり、無かったことにすることで、全力でその痛みから回避し、記憶すら消してしまう事もあります。

私は、この10年でたくさんの人の悩みに触れてきました。現在の悩みをとことん聞いていると、どんどん紐付いて、その方の記憶が開かれていきます。本当の悩みや痛みの原因は、過去や幼少期にあります。ハートリンクで相談をしようと思ってくれる方は、その痛みをどうにか越えようとされている方がほとんどです。苦しい感情や、悲しみの感情は、執着に形を変えてしまう事もあります。自分の痛みを解消するために、カルマであるならば、越えるしかないと、愛に立ち向かっていく姿は、自分の人生を精算するかのような浄化も伴います。

人生において、なぜ自分は上手くいかないんだろう・・と思うタイミングは、自分の無意識のパターンが顕著に現れている時です。トラウマがあると、不安、心配、根底の怖れがどっしりと土台にあるので、どうしても自分の人生に制限をかけてしまう。上手くいくのが怖くて、自ら上手くいかないように破壊するように試みたり、相手を試すことでわざと自分を陥れたりする事もあるかもしれません。いつも自分が被害者になってしまう思考も仕上がってしまいます。自分を信じられなかったり、自分以外の他人を信じられなかったり。両者はどちらも同じ傷を抱えているのだと思います。

辛かった記憶、痛みや過去の傷を、”無かった”とすることで自分を守っていくことは過去において有効だったのだったのかもしれません。もしもそんな過去があって、この記事を読んでくれているのであれば、自分を守れた事にヨシヨシしてあげてください。その痛みが深かったために、解離させた事もあったかもしれません。もしかして自分を解離させているのかも、ちょっとでもそう思うのであれば、過去の自分に、”今ならば安全だから大丈夫、戻っておいて”と心の中で、(怯えている自分)(深い悲しみの中にいる自分)に、優しく優しく言ってあげてください。

トラウマがある場所は感情や、身体が教えてくれます。反応が出たら、感情にのまれずに、落ち着いて、自分と向き合うことを試みてほしいと思います。ポイントとしては、客観性が大切です。感情にのまれてしまうと、怒りや悲しみを増幅させてしまうことがあるので、少しだけコツが要ります。

思い出したくもない過去の痛みを、癒すタイミングは、現実面で何かに大きな問題に直面した時になります。”同じような問題を何度も繰り返してしまい、自己否定に陥ってしまう時”や、”大好きな人に出会ったのに、その人を信じられず、関係が壊れるような態度をとってしまう時”や、”憑依されたかのように突然誰かに対して激しく怒り狂ってしまう時”や、”身体がドーンと無気力になったり、身体が突然動かなくなったりする時”や、”暴走を止めることができないほど自分が自分ではなくなる瞬間がある方”や、”なぜそんなことに対して激しく怒りが湧いてくるのがわからなからないのに感情に振り回されたりする時”です。

買い物や、借金、ギャンブル、恋愛などに依存的になり、人生が破綻するほど追い詰められ(自分で自分を追い詰めて)やめたいなと思いながらも、やめれなくて困っている時も、自分を見つめる時です。依存症は、お金の問題としてそれらが現れたり、激しい人間関係に消耗をする形で、現実に顕著な形で現れます。

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